診療内容
03-3820-0770
〒135-0047
東京都江東区富岡1丁目25番5号
メディカルビル門前仲町8F
うつ病は、精神的ストレスなどによって気分が落ち込んでしまい、何事にも興味が持てず、日常生活に支障をきたしている状態です。頭の中が否定的な思考に支配されているため、普段であればなんでもないことでも、よりつらいと感じるようになって悪循環を招くようになります。このような状態がさらに強まると、不眠や倦怠感、疲労感、頭痛、食欲不振などの症状も現れるようになります。このようなときは、うつ病の可能性がありますので、まずは当クリニックをご受診されることをお勧めします。
うつ病の治療では、薬物療法と精神療法が重要になるのですが、まず取り組むべきは「適度な休息」です。うつ病の方は気分が落ち込んだ状態が続いているので、休養を十分にとる必要があります。職場や学校、家族のご理解とご協力を得て、疲れた心と体をしっかり休めてください。
薬物療法では、主に抗うつ薬を処方し、脳内神経伝達物質のバランスの乱れを整えていきます。また抗うつ薬のほかにも、症状に合わせて抗不安薬や睡眠導入剤なども使われます。どの薬が効果的かは、治療を受けられる患者さまでそれぞれ異なります。
精神療法は、心理的側面からの働きかけによる治療法です。主に認知療法・認知行動療法を行います。この療法を取り入れることにより、物事の考え方やとらえ方を患者さま自身が見つめ直していけるようにします。
躁うつ病(双極性障害)は、抑うつ状態だけでなく、躁状態という両極端の症状も現れる病気です。患者さまによって症状の出方や時期は異なりますが、非常に元気がみなぎっている状態で、精力的な活動がみられるようになります。そのため、表面的には問題がないように思われるかもしれませんが、実際には、あまりにも元気過ぎて、周囲に迷惑がかかることをしてしまいます。例えば、散在して借金をする、気が大きくなって目上の人に命令してしまうなどの問題が起こるのですが、ご本人さまには病気であるという自覚がありません。
躁うつ病では、抑うつ状態だけでなく、下記のような躁状態の時期があります。
すぐに治療が必要と医師が診断すれば速やかに積極的な治療を開始しますが、基本的にはまず休息をとるようにします。そのうえで、薬物療法と精神療法を行っていきます。基本となるお薬は気分安定薬です。これは気分が大きく上下に乱れている状態を安定させる効果が期待できますので、服用時が躁状態でも、うつ状態でも有効です。
さらに、患者さまともご相談のうえで精神療法を行います。ここで行われる治療は、主に認知行動療法です。その内容とは、物事の捉え方や問題とされている行動を見つめ直していくというものです。これによって、ご自身の心をうまくコントロールできるようになり、ストレスも軽減されます。